気づきは幸福の卵

気づきや発見というのは幸福の卵ではないかと思っています。

仕事の気づきでも生活の気づきでも、今まで自分に無かったものが生まれた瞬間です。その気づきをそのまま放置してしまったら何もないかもしれないけど、その気づきを幸福の卵だと信じて、育てることによって、自分の新しい未来が開かれる。

例えば、自分は頭が良いと思っていたけど、自分よりも頭が良い人がたくさんいる、と気がついたとします。その気づきにより、自分はうぬぼれていたのかもしれない。ちょっと勉強をさぼっていたかもしれない。努力を怠っていたかもしれないと、一つの気づきによって、連鎖的に色々なことに気がつき、反省をして、地道に努力を続けていく。頭が良いと思って、人を見下していなかったか、知らず知らずのうちに上から目線になっていなかったかなど自分の心を見つめてみる習慣が出来てたとします。

この時に努力に天井は無いんだ！と確信して努力を続ける決意をすることにより、物事を深く分かるようになり、人の心を理解する力がついて、人に共感する力、寄り添う力がレベルアップすれば、介護職としてスキルアップできる。子育てしているお母さんなら子供の思春期特有の微妙な心の憂鬱を分かってあげることが出来るかもしれません。

認知症ケアにだって、使えると思います。日々認知症の方と接する中で、こんな優しい顔をする時があるんだ。全て忘れると思ったけど、こんなことも出来るんだ。泣いている子供を慰めている。こんなことをすることが出来るんだ。いろんなことに気づくことがあると思うんです。その気づきを幸福の卵生まれた。と大切に育てて頂けると、その卵が割れて幸福のヒヨコが出てきた時、自分の人生を愛しく思えるのではないでしょうか？そして、その幸福のヒヨコを大きく育てようと夢は広がるのではないかと思います。